睡眠に問題を抱える人が取り入れるべき3つの習慣/カイロプラクター北川直樹
もしあなたが不眠または不眠気味であれば、今回のブログの内容がきっと役に立つことでしょう。
私たちは眠ることで脳や体を回復させるため、眠れないと体がだるく頭がスッキリしないのは当然です。
しっかりと疲れを癒やし、回復させ、次の日を活力的に過ごすためにはぐっすりと眠れることがとても大切なのです。
今回は不眠の中でも特に重要な3つの習慣についてお話したいと思います。
1.まずは不眠改善への第一歩!
不眠の人は何時頃に寝たか?
寝つくのにどれくらいかかったか?
どれくらい眠れたか?
夜中に何度起きたか?
といったことに気をとられがちですが、不眠を改善するためにまず大事なことは「毎朝同じ時間に起きること」です。
体内時計は脳内の視交叉上核(しこうさじょうかく)というところにあり、同じく脳内にある松果体(しょうかたい)からは睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されています。朝目が覚めて強い光が目に入ったタイミングで体内時計はリセットされ、松果体からのメラトニンの分泌が止まります。その後15時間ほどで再びメラトニンの分泌が始まり、徐々に体内の濃度が高まることで体は睡眠の状態へと向かいます。そのため毎朝同じ時間に起きることで、同じ時間に眠りやすくなるのです。
2.たったこれだけ! 生活習慣に一工夫
眠れない人によくありがちなことは、ベッドに入った後にいろいろ考えてしまうことです。
今日失敗したこと、嫌だったこと、できなかったこと、やり残したこと、やらなければならないことなどを悶々と考え出してしまい眠れなくなってしまう人がとても多いのです。
ベッドは眠るところです、生活習慣をひと工夫してベッドの中にまで考え事を持ち込まないようにしましょう!
5分からでも10分からでも構いません、
寝る前にベッド以外のところで1日を整理して終わりにするための時間を取りましょう。
ノートを用意してそこにやりたいこと、やることなどを書き込みます。
今日起きたできごとやそれに対して思ったこと、どうしていきたいか、気になっていること、悩んでいることなど、あまり時間をかけず考えず思いついたものをなんでも書き出してみます。
そうすることで頭の中が整理できて、1日に区切りをつけることができます。
書き出し終えたら「今日は終わり! 続きは明日!」と決めて、残りの時間はリラックスして過ごすかベッドに入りましょう。
書き出すことで気持ちも浄化され(心理学で“カタルシスを得る”と言います)リラックスできるので睡眠の質も上がります。
これを習慣にすることで、ベッドの中は「考える場所」ではなく本来の「眠る場所」になります。
3.不安の泥沼から脱出しましょう!
眠れない人は「今日は眠れるだろうか?」「今日も眠れなかったらどうしよう…」という眠れない不安を感じることで余計に眠れなくなり、悪循環に陥っていることがほとんどです。
しかし元々私たちの体にはホメオスタシス(生体恒常性)という、生きるために体の状態を一定に保つ生体維持機構が備わっています。
そのため、あなたの意思や不安に関係なくいつかは必ず眠ることができるようになっています。
「今日眠れるか?」という不安に囚われてしまうことは、自分で自分を眠れないようにしているようなものなのです。
でも安心してください、ホメオスタシスによってあなたの睡眠は約束されています。
楽にしましょう、今日眠れるかどうかを考える必要なんてないのです。
睡眠に重要な役割を果たす副交感神経のケアを!
不眠を改善したり、より良い眠りのために取り入れたい習慣はまだまだありますが、まずは今回お話した3つの習慣から取り組んでみましょう。
また、カイロプラクティック・ケアでも眠るときに重要な働きをする副交感神経を刺激して活性化できることが研究で解ってきています。
副交感神経は体をリラックスや休息に向かわせる神経ですので、副交感神経がうまく働かないと活発な働きをする交感神経が優位になってしまい、睡眠に影響を与えてしまいます。
今回お話した3つの習慣とともに定期的なカイロプラクティック・ケアを取り入れることにより、相乗効果でより良い睡眠を得られる可能性があります。睡眠に問題を感じている方はぜひ一度受けられることをおすすめします。
この記事を書いたのは…↓↓↓
《名前》
北川直樹 D.C.Sc(きたがわ なおき)
《出身校・専攻》
CCEA(大洋州カイロプラクティック教育審議会)国際認証校
東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(TCC)
(旧 豪州ロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)日本校)(D.C.Sc.Program)優等修了
《学位・称号・資格》
Diplomate of Chiropractic Science(D.C.Sc.)
カイロプラクティック科学専門家
《国際公認試験》
NBCE支援 IBCE協力 JCR主催 第十二回カイロプラクティック統一試験 SPEC臨床能力判定試験 合格(国際公認試験)
《所属団体》
世界保健機関(WHO)加盟
世界カイロプラクティック連合(WFC)日本代表団体
一般社団法人日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
《メッセージ》
WHO(国際)基準カイロプラクターの北川 直樹です。世界的には医師と同様、ドクターとして認知されているカイロプラクティックですが、残念ながら日本の実情はそれとはかけ離れています。国内に約30,000人いると言われているカイロプラクターの中でも、WHO(世界保健機関)が出しているカイロプラクティック教育の世界水準を満たしたカイロプラクターは、わずか3%しかいません。私はみなさんに世界で行われているカイロプラクティックを提供することで、人生を健康に生きていただきたいと思います。
カイロプラクティックは形や構造といった物理的な問題以上に、本質的にはそれらの働きといった「機能的な問題」に着目しています。症状を治すためにも健康を保つためにも、この機能的な問題を取り除いて体が正常に働けるようになることが重要になってきます。特にどこに行っても良くならない、原因が解らない、何をやっても良くならないという方は、これを機に一度「機能的な問題」に目を向ける必要があるかもしれません。そのときはきっと、WHO(国際)基準のカイロプラクティックが役に立つことでしょう。
北川 直樹
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